汝は人狼なりや？
狂人の占い騙り
１：狂人の占い騙り
狂人は村人と同じように、占い師に占われたなら「村人」だと判定されます
吊った場合は霊能者には「村人」だと判定され、狼に噛まれたなら死体にもなります
見かけ上は村人とほとんど変わりがありませんが、唯一違うことは
狂人は人狼チームに所属しているということです
人狼の勝利が、そのまま狂人の勝利になります
では人狼のために狂人は、どのような働きができるでしょうか
その最たるものが占い騙りです
２：人狼の負担軽減
占い師を噛むために、人狼が占い騙りを行うことをすでに説明しました
占い師だと名乗る人物が二人出現することで、狩人はどちらを護衛するか迷います
さらにここへ狂人が占い騙りを行うと、護衛すべき対象が増加し
狩人がホンモノの占い師を護衛できる可能性がさらに低くなります
つまりは人狼が占い師を噛むことの出来る可能性がその分高まるのです
あるいは狂人が人狼の代わりに占い騙りを行うことで
人狼は占い騙りをせずに済ませることができ、本来差し出すべきコストを支払わずに
狩人に護衛先を迷わせることができます
３：狂人の役割と限界
狩人の護衛をもぎとり、人狼が占い師をすぐに噛める状態になれば
狂人の占い騙りは、ほぼ成功と言っていいでしょう
問題は、人狼から見て占い師も狂人も、すぐにそれと見分けがつかないことです
占い師は毎日、一人を占ってその結果を発表しますが
狂人が「〜〜さんは村人です」と言った先が、たまたま人狼であった場合
あるいは「〜〜さんは人狼です」と言った先が村人であった場合には
人狼から見て、どちらがホンモノの占い師なのか一目瞭然です
狙って人狼にわかるような結果を出せればもちろんベストですが
なかなか毎回そう上手くも行かないことでしょう
でもだからと言って気を落とすことはありません
結局のところ、狂人の勝敗は人狼の手に委ねられているのです
狂人が狩人の護衛を占い師から奪い去ったとしても
肝心の人狼が狩人の護衛を怖がり、占い師を噛む決断をせねば
狂人ひとりの力によって、占い師を即座に退場させることはできないのですから