こうなると人狼チームにとって理想的な状態、つまり
占い騙りを行なっている人狼を「ホンモノだ!」と思ってくれているような状態は望むべくもありません
霊能者が存在する限り、占い騙りの人狼はうかつに「〜〜が人狼だ」とは言いづらい立場に立たされます
村人たちにホンモノの占い師を「偽だ」と思わせなければならない人狼にとって
これほど厄介なことはありません
霊能者の能力は処刑された人物を見定めるものなので
・一つ目は、処刑先の決定は生存者全員の投票で行うため
能力の実行先を個人の裁量で自由に選択できないこと
・二つ目は、ゲーム開始となる2日目の昼にはまだ処刑が行われておらず
村人たちに開示できる情報が占い師に比べ1日分少ないこと
・三つ目は、その前日に処刑された人物が村人だと判明したとしても
すでに処刑された人物はそれ以上ゲームに、能動的に参加できないことです
能動的に人狼や妖狐を発見できる占い師に対して、霊能者の能力は受動的だとしばしば表現されますが
状況次第では人狼にとって、占い師よりも大きな障壁となることでしょう
人狼にとって霊能者は、必ずしも侮って良い相手という訳ではないことを、忘れないでください