汝は人狼なりや?

霊能者の排除



1:狩人の護衛先

信頼勝負を行う狼にとって霊能者は大きな障害となりますが、占い師と比較した場合
霊能者の能力は大きく制限されるため、狩人の護衛対象に選ばれにくい傾向にあります
狩人は誰を護衛すればよいか、という問題に関しては様々な議論が現在でも交わされていますが
その中の一つが、能動的に人狼を探し当てることの出来る占い師こそが最重要人物であり
狩人は自身がホンモノだと信じた占い師を護衛するべきである、という説があります

もちろん状況によって有効な護衛箇所は変化しますが、多くの場合狩人の護衛は占い師に向けられるため
霊能者を排除するもっとも簡単な方法は、単に噛んでしまえばそれでよしと言えるでしょう

2:人外による霊能騙り

占い師の処刑の項目でも説明したように、能力者を排除する方法はなにも噛むばかりではありません
人外が霊能者を騙ることにより、村人たちから見て誰がホンモノであるか
一見して判別ができないようにすることで、能力者を排除することが可能です
村人チームの要となる占い師を村人たちに処刑させることは大きな困難を伴いますが
比較的扱いの軽い霊能者に関しては、確実に人外の数を減らすことが出来るため
複数の候補者が現れた場合にその全てを処刑するような戦術が多くの場合採択されます

人狼を1名差し出すことが損なのか得なのかは、その後どうゲームを展開するかによって変化しますが
生け贄として人外を一人差し出すただそれだけで、多くの場合無条件に
そして確実にホンモノの霊能者を道連れにすることができることでしょう

3:霊能者の真偽見極め

複数の霊能CO者が現れたときに、村人たちが多くの場合にその全てを処刑することには
2つの大きな理由があります
まず一つ目は、より小さなコストで確実に人外である偽物を排除することが出来る点です
次に二つ目は、複数いる霊能CO者のいずれがホンモノであるか、見極めることが困難な点です

霊能者の真偽を見定めるポイントはいくつかありますが、霊能者の主たる能力である
処刑した人物が狼かそうでないか、を判断材料とするためには大きな人的・時間的コストを割かねばなりません
また、いずれもが同じ結果のみを出し続けた場合には、発言やCOのタイミング等で判断せざるを得ず
吊った相手が狼かそうでないかの2択であるため、人狼はもとより狂人が霊能者を騙った場合にも
真と同じ結果を出し続けることはそこまで難しいことではありません

複数名存在する霊能CO者の全吊りは、見極めの難しい霊能者の真偽を考える手間を省き
人外を確実に1人吊れるという点で、村人たちにとってもそれなりに利のある行動なのです