汝は人狼なりや?

共有者の存在



1:人外が騙りにくい村人チームの聖域

共有者の能力ははっきり言って、積極的に人狼を発見するためには役立ちません
互いに共有者であるということを確認しあえる、ということが最大の武器であり
2人が確実に村人チームであるということを証明することができる、という以上の意味を持ちません

しかし人外が占い師や霊能者にそうするように共有騙りを行い、いずれがホンモノの共有者であるか
わからなくするような作戦を取るためには致命的に大きなリスクを負います
占い師や霊能者に関してはホンモノは1人しかいないため、偽の能力者として1人だけ差し出せば良いのに対して
共有者を騙るためには2人一組でなければならず、3名しかいない人狼のうち2名を差し出した上で
得られるものはさして多くありません

2:人狼の票合わせに対抗するための票まとめ

例えば真占い不在、共有者1生存で4人グレーで、共村村狼狼と残っている可能性があるような状況で
このまま単にグレランを行ったときに、人狼が1人の村人に投票を集中させた場合
村人チームが勝利するためには、村側生存者3名ともが揃って人狼のうちいずれか一方に投票せねばなりません

占い師が早期に噛まれてしまうようなとき、こういった状況には多々出くわすと思います
このような状況では共有者の特性、絶対に村人チーム側に所属する人物であること、を存分に有効利用することが出来ます
共有者はグレー4人のうちいずれか1人、人狼であろうと思われる人物を指定し、村人は必ずそこに投票するように訴えます
必ずしもその共有者の判断が、正しく人狼を捉えているかどうかは保証の限りでは有りませんが
少なくとも、それぞれが思い思いの人物に投票を行った結果、人狼の票合わせによって村人が処刑されてしまう
という事態を防ぐことができる分、それなりに有効な戦術であるように考えられます

3:もう1人の共有者と力をあわせて

上記のような特殊な状況でなくとも、共有者は夜にもう1人の共有者と会話が出来るため
村人に比べて多くの情報を収集することができます
あるいは片方が占い師の真偽を入念に観察し、もう片方がその他の村人たちから人狼を探し出すなどのように
役割分担をすることもできます
見落としや考え違いをしても、もう一方がそれを訂正することができますし
有効な処刑先の選定ができずとも、もう一方がそれに気付けば良い話です

考え方の違いや意見の相違などで衝突することもあるでしょうが
最終的に村人チームを勝利に導こうとする気持ちは変わらないはずです
ときに相手の意見に耳を傾け、ときに相手の間違いを正し、村を勝利へと導きましょう